
9月30日(土)、10月1日(日)の2日間、高知県立牧野植物園で開催される『まきので”食べる”を考える』の出店が決まりました!
人が生きるために大事な「食」を、楽しみながら学べる2日間。なんとも素敵なこの催しは、9年ぶりに復活したのだそうです。食の教室やお話し会の他にも、2日間それぞれ1日限り開店するカフェもあり、本当に盛りだくさんな内容です。
森田農園が出店するのは、展示館中庭に広がる「まきの秋空市場」。高知県内の錚々たるカフェや農家さんが出店される中、森田農園としては初のイベント参加・・・緊張しております。
子どもたちもたくさん来るだろうな。
野菜の事いろいろ教えてあげたいな。
料理になってお皿に乗るまでの話をしてあげたいな。
見た事もない野菜や、スーパーでは取り除かれてる葉っぱのところも持って行こう!
お母さんたちには野菜の本やお料理の本も。買い物のついでに読んでもらいたいな。
ドキドキとともに、ワクワクも止まらない準備の日々。
今のところお天気も良さそう!そう、私は晴れ女!
お時間許すようでしたらぜひ牧野植物園に遊びに来て下さいね。
森田農園の場所は、階段広場の入口のところ。アコーディオンやバンジョーが楽しい音楽を奏でる中、皆さんのお越しをお待ちしております!
詳しくは高知県立牧野植物園HPをご覧ください
http://www.makino.or.jp/calendar03.html
お待たせしました!森田農園初の加工品、「土佐紅ディップクリーム」が完成しました!
今年の春から約半年…。初めての挑戦で、本当に分からない事だらけでした。
土佐紅は、昭和20年に高知県で開発された早掘りのさつまいも「高系14号」です。鮮やかな紅色、形の良さに加え、長期の保存にっも耐える強さとホクホクした優しい甘さが特徴です。大きスーパー品種とも呼ばれ、今なおこれを超える品種は出ていないという専門家もいます。有名な鳴門金時や五郎島金時もこの高系14号です。土佐紅は、いわばお母さん。
高知県、そして森田農園のあるいの町でも多くの農家さんが作っていますが、残念ながらこの美しい「土佐紅」という名前が全国的にも、実は高知県内ですらあまり知られていません。
そして農家の高齢化に伴い、重量のある芋類を作る農家も減ってきているのが現状です。
私はこの美しく美味しい土佐紅が大好き。日曜市の芋天も、最近話題の削り芋も、この土佐紅が使われています。
土佐紅じゃないといかんがよ、と言われます。
高知生まれのこの土佐紅を、なんとかもっと知ってもらいたい。
高知の誇りとして残したい。
そんな想いを持って高南食品さんの事務所に訪問し、商品化へ向けての高いハードルが思った以上にいくつもあることを知りました。
どうしても貫きたかった保存料・香料・着色料無添加。賞味期限との兼ね合い。
お芋本来の甘さをお伝えしたくてお砂糖を控えめにすること。
ともすればぶれそうになる強すぎる想いを叱咤激励し、軌道修正してくれた社長に心より感謝しています。
これからがスタート。長いお付き合いになると思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
そしてラベルのデザイン・・・こちらはさらに二転三転。周囲の意見に耳を傾けたり、自分自身の思いを問うてみたり…悩んでも悩んでも出てくる不安と迷い。行ったり来たりしながら、ブラッシュアップしました。
私が悩むたびに気長に話を聞いてくれ、困ったことがあるとすぐに飛んできてくれた。意見は取り入れながらもダメなことはダメとしっかり正してくれた。何より私のガス抜きの存在でした。ずぶの素人の私に懲りずに最後までお付き合いしてくれたICUのFさん、ありがとうございます。
さらに、毎月勉強させていただいている6次産業化セミナーの皆さん、講師の方々。貴重なご意見と感想、アドバイスをありがとうございました。
さて、肝心のお味は今のところ3つのフレーバー。三姉妹です。
ふんわり香る大人の美味しさ「ラムレーズン」、ほっこりしたきなこの香りとクルミの香ばしさ、口ざわりが楽しい「くるみときなこ」、こんがり×甘さにシナモン香る「キャラメルシナモン」。まもなく「ミルク金時」もお目見え予定です。生みの苦しみはありましたが、無事生まれて感激です。
森田農園のサイトにはカートシステムはありませんが、メールをいただけましたら対応させていただきます!
ちなみに、この写真は、Fさんが別の仕事で「くろしお薬局」さんの社長宅に訪問された時に撮影してくれました。
社長の奥様が楽しんで協力してくださり、食器やスプーンなどを貸してくださったそうです。
きちんとした市場調査などもせず、強い想いだけが全面に出た商品になっているかもしれません。でも、この商品ができるまで、たくさんの人の温もりに支えられ、助けられました。もちろん、主人の応援もあってこそ。
だからこそ「愛」にあふれた土佐紅ディップクリームだと思います!
1瓶700円です。どうぞ宜しくお願いいたします!
森田農園のドライフルーツが関西にお嫁に行きました。
大阪・東心斎橋のワインバー、アンフォラさんに。
森田農園では急斜面で消毒や草刈りもままならない山で、柑橘8種類を栽培しています。
そのためどうしてもキズができてしまい、A品で販売することができません。自宅で食べたり、知人におすそ分けしたりしてもまだ、キズがあるだけで売れない柑橘。
こんなジレンマを持つ農家の方はとても多いと思います。
この想いをなんとかしたい、と今年からドライフルーツの製作を始めたのです。折しも柑橘、特に温州ミカンの皮に高い抗がん作用があると発表された時期でした。
皮ごとスライスして乾燥させた、ただそれだけ。「消毒できない」デメリットが逆に「皮ごと食べられる」メリットに変化しつつあります。日曜市でも県外のお客様がお土産にと、まとめて買って下さることもあります。
今回、貴重なご縁でつながったこの県外発送。
アンフォラさんでは、吉田牧場さんのこだわりチーズと一緒に提供されるとの事です。
遠い食い倒れの街に、初夏の高知の爽やかな風が吹いてくれると嬉しいです。
とりあえず年齢は隠してみました(笑)
3月に行われた高知県男女共同参画セミナーで講師としてお話をさせていただいた際、お知り合いになった日本農業新聞の石川さんにお声がけいただき、今日の紙面となりました。
森田農園のHPをご覧になると、結構いろんなことをやっているなあ、と思われるかもしれません。
森田農園は地方の小さな小さな農家です。
常勤のパートさんもアルバイトさんもおらず、農地も決して広くはありません。
その農地も10か所ほどに分かれており、山であったり変形地であったり、です。
大きい機械は入らない畑です。細くて狭い山道をことことと登っていく畑です。
でも。
この日本は、そんな農家がほとんどです。
そんな農家が、日本の食卓を支えています。
就農して4年目、どんどん農業が好きになっていく自分が今ここに、います。
たまたまのご縁が重なってここ数年色んな活動をさせていただきました。このご縁を大切にして、典型的な日本の農家の嫁、これからも頑張りたいと思います!
先月から販売を始めた生姜糖。
やっと県内外から少しづつですがご注文をいただけるようになりました。
この3連休に帰省した方がご近所へのお土産に、とまとめてご購入いただく機会にも恵まれ、本当にありがたく思っています。
商品として作るにあたり、各地で売られている生姜糖を数種類取り寄せて味見もしました。
かなり辛いものから驚くほど甘いもの、漂白して真っ白な(!)もの、固いもの柔らかいもの。気になる繊維はどうか、何が入っているのか・・・・・そしてたどり着いた自分の味がありました。
県外で販売されているものの多くが「高知産の生姜」と書いてあり、嬉しいような寂しいような、複雑な気分。
商品としては決して新しいものではありませんがとにかく作るのにとても手間と時間がかかるので、高知での生産は減ってきているんだろうなあ・・・。
そんな中、私の敬愛するご近所の生姜農家の奥様も試作を始めたと嬉しいニュースが( *´艸`)♫
いの生姜焼き街道と同じく、これをきっかけに地元の生姜がもっと盛り上がってくれると嬉しいなあと思います。