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土佐紅ディップクリームが完成しました!

お待たせしました!森田農園初の加工品、「土佐紅ディップクリーム」が完成しました!
今年の春から約半年…。初めての挑戦で、本当に分からない事だらけでした。

 

土佐紅は、昭和20年に高知県で開発された早掘りのさつまいも「高系14号」です。鮮やかな紅色、形の良さに加え、長期の保存にっも耐える強さとホクホクした優しい甘さが特徴です。大きスーパー品種とも呼ばれ、今なおこれを超える品種は出ていないという専門家もいます。有名な鳴門金時や五郎島金時もこの高系14号です。土佐紅は、いわばお母さん。

高知県、そして森田農園のあるいの町でも多くの農家さんが作っていますが、残念ながらこの美しい「土佐紅」という名前が全国的にも、実は高知県内ですらあまり知られていません。

そして農家の高齢化に伴い、重量のある芋類を作る農家も減ってきているのが現状です。

 

私はこの美しく美味しい土佐紅が大好き。日曜市の芋天も、最近話題の削り芋も、この土佐紅が使われています。

土佐紅じゃないといかんがよ、と言われます。

高知生まれのこの土佐紅を、なんとかもっと知ってもらいたい。

高知の誇りとして残したい。

そんな想いを持って高南食品さんの事務所に訪問し、商品化へ向けての高いハードルが思った以上にいくつもあることを知りました。
どうしても貫きたかった保存料・香料・着色料無添加。賞味期限との兼ね合い。
お芋本来の甘さをお伝えしたくてお砂糖を控えめにすること。

ともすればぶれそうになる強すぎる想いを叱咤激励し、軌道修正してくれた社長に心より感謝しています。
これからがスタート。長いお付き合いになると思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

 

そしてラベルのデザイン・・・こちらはさらに二転三転。周囲の意見に耳を傾けたり、自分自身の思いを問うてみたり…悩んでも悩んでも出てくる不安と迷い。行ったり来たりしながら、ブラッシュアップしました。

私が悩むたびに気長に話を聞いてくれ、困ったことがあるとすぐに飛んできてくれた。意見は取り入れながらもダメなことはダメとしっかり正してくれた。何より私のガス抜きの存在でした。ずぶの素人の私に懲りずに最後までお付き合いしてくれたICUのFさん、ありがとうございます。

さらに、毎月勉強させていただいている6次産業化セミナーの皆さん、講師の方々。貴重なご意見と感想、アドバイスをありがとうございました。

 

さて、肝心のお味は今のところ3つのフレーバー。三姉妹です。
ふんわり香る大人の美味しさ「ラムレーズン」、ほっこりしたきなこの香りとクルミの香ばしさ、口ざわりが楽しい「くるみときなこ」、こんがり×甘さにシナモン香る「キャラメルシナモン」。まもなく「ミルク金時」もお目見え予定です。生みの苦しみはありましたが、無事生まれて感激です。

森田農園のサイトにはカートシステムはありませんが、メールをいただけましたら対応させていただきます!

ちなみに、この写真は、Fさんが別の仕事で「くろしお薬局」さんの社長宅に訪問された時に撮影してくれました。
社長の奥様が楽しんで協力してくださり、食器やスプーンなどを貸してくださったそうです。

 

きちんとした市場調査などもせず、強い想いだけが全面に出た商品になっているかもしれません。でも、この商品ができるまで、たくさんの人の温もりに支えられ、助けられました。もちろん、主人の応援もあってこそ。

だからこそ「愛」にあふれた土佐紅ディップクリームだと思います!

1瓶700円です。どうぞ宜しくお願いいたします!