森田農園が高知県吾川郡いの町八代地区の自然や、農業という仕事、食に対する思いを綴ります。

森田農園について

南国高知・歴史と人が手をつなぐ地、いの町枝川に農園があります。

山と川に囲まれた自然豊かな高知県吾川郡いの町枝川。森田農園のある八代地区は、約80世帯の小さな地域で、専業・兼業いずれかのスタイルで農業に従事している世帯が多いところです。地域を見守るように建つ「八代八幡宮」は、そのたたずまいどおりこの地区の守り神。はるか昔から地域の人々は、八代の神様とともに生きてきたようです。森田農園はこの八幡宮のすぐ南です。
毎年11月5日、八代八幡宮では、地元青年団による農村歌舞伎が行われます。昔の姿をそのままに残す回り舞台は重要文化財にも指定されています。数年に一度は子ども歌舞伎も行われ、この時ばかりはいつもに増しておひねりと声援が飛び交います。境内入り口では地元食材を使ったおでんの大鍋が用意され、おでんをほおばりながら歌舞伎鑑賞・・という方も少なくありません。
森田農園は大人も子どもも、この農村歌舞伎に参加しています。
   

この、八代の地で8代続く農園です

森田農園は、八代の地で8代にわたり、農業を営んでいます。
上質の土壌・清流仁淀川の水の源となる支流の小さな川の水、そして先人の知恵の支えを大切にしながら、今の時流にも沿う、「〝自然体”の農業」をモットーとしています。
歴史や伝統を大切にしながら、頑固になりすぎない。
自然とともに・そして平成日本人らしい農業をしていきたいと思っています。
現在は、7代目の両親、8代目の私達夫婦の4人構成。繁忙時にはお手伝いもお願いしています。

ごあいさつ

「美味しい野菜を、より多くの人に届けたい」

生きていくためには「食べること」が必要です。
そして、「美味しく食べられる」ことが人として生きることの喜びです。
今までも、そしてこれからも変わらないことだと思います。
どんな人でも、それは同じ大切なこと。
この大切なことの基本を支えることが作物を育てることだと考えています。
そして、もうひとつ大切なことは身近な人を笑顔にさせること。私たちで言えば、まず大切な子どもたち。仕事をして、生計を立てることは、使命です。
私たちは、この生きることの基本をシンプルに叶えるために「農業」に従事しています。もちろん、代々受け継がれてきた歴史があるからこそですが、会社勤めをした上で農業を営むことを選択しました。

「美味しい」と言ってもらえる作物をつくるためには多くの苦労があります。
また、作物を作ることを「仕事」とするためには効率化を図らなくてはなりません。
時には理想と現実の間を、気持ちが行ったり来たりすることもあります。

でも、そのたびに、基本に返り、「無理なく私たちらしい農業」を、自然の恵みとともに続けていこうと前向きな思いで、日々励んでいます。

「美味しい野菜を、より多くの人に届けたい」
これが森田農園の願いです。

森田農園生まれの野菜たち

森田農園では1年を通じて、旬のおいしいものをつくっています。
畑は1種類の作物だけを作り続けると土が痩せていきます。
土が痩せることを防ぐために、1年ごとに栽培する作物の場所を変えることが大切です。
単に畑を遊ばせたくないという理由だけでなく、美味しいものを作るために、さまざまな作物を育てています。

じゃがいも

南国高知では春と秋の2回収穫ができます。

スナップエンドウ

スナップエンドウ

青々とした匂いと食感が大人気のオマメ。

とうもろこし

とうもろこし

きび街道で有名な八代地区。夏の風物詩となっています。

さといも

さといも

森田農園では赤目芋。ねっとりとした美味しさが自慢!

ぶんたん

ぶんたん

柑橘類の女王様。果実も味も貫禄の美しさ。

レモン

レモン

まばゆい黄色が実った様子は目にも鮮やか!

しょうが

みずみずしさと香りが自慢。土の良さが味に反映します。

さつまいも

さつまいも写真

高系14号・土佐紅を中心に、八代の土で育てています。

みかん

品種の多いみかん。さまざまな品種を育てています。

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