森田農園ブログ

野菜の芽の中で何が一番好きかと聞かれたら、断トツ1位はにんじんです。

ほぼ同時期に種を蒔く大根とは違い、芽がでてくるのがとてものんびり。少し出てきた?と思ったそれは、まるで煙か綿帽子のようにふわふわで、毎年の事ながら大丈夫!?と心配になってしまうほど。周りの雑草を抜く時も間違って抜いてしまいそうでとても気を遣います。

それでも大きくなれば収穫時期は長く、長期保存もきく。料理の際の使い勝手も良く色もきれい、栄養もばっちり!1年中なくてはならない野菜の1つ。

願わくば子どもたちにはにんじんのように、ゆっくり、しっかり、唯一無二に育ってほしいなあと思いつつ、日々の暮らしの中では早く早く!育て育て!と急かしてしまいます。いけませんねえ・・・

 

大好きなかこさとしさんの絵本、「にんじんばたけのパピプペポ」。

いたずらだった子豚のきょうだいが栄養たっぷりのにんじんを食べるととても『おりこうに』なって、優しく働き者になるお話。私が子どもの頃にはすでにあった絵本で、子どもたちも大好きでした。森田農園ではそれほどたくさんは栽培していませんが、美味しいにんじんをたくさん食べて、どの子も『おりこう』になってもらいたいものです(笑)


毎日雨が続いています。

春先の植え付けの忙しい時期、全てが露地栽培の森田農園はなかなか外仕事がはかどらず・・・重い灰色の空を見上げてはため息をついています。ついこの間まではあんなにカラカラだった畑も心なしかアップアップしているような。

しなければいけない事が山積みで、蒔いた種が流れないか心配で、子供たちは進級で、洗濯物が乾かなくて。なんだか気ばかりが焦る日々です。

我が家の裏山には数本の桜の木があります。ちょうどダイニングの窓から見える場所。自宅に居ながらにして毎食お花見気分が楽しめるこの時期を、私たちは毎年楽しみにしているんですが、今年は本当に花が遅い。まだやっと3分咲きくらいかな?

事務仕事をしながらそんな事を思っていると、ふと題名の「桜雨」という言葉を思い出しました。桜の咲く時期に降る雨の名前です。また、この時期のにわか雨は「花時雨」と呼ぶそうです。

日本語の表現のなんと、なんと美しい事か!

高知の明日の天気は晴れの予報。焦る気持ちはいったん心の引き出しにしまって、花びらに雨のしずくが残る桜を愛でにちょっこり家族で出かけましょうかねえ。


6年前のあの日、まだ外で働いていた私はインフルエンザで仕事を休んでいました。

テレビから流れてくる映像を、毛布をかぶってただただ震えながら見ていました。

遠く離れた地に想いを馳せながらも、小さな子供を育てながら会社勤め。日々の暮らしに手いっぱいで何もできない自分自身に憤り、無力さを嘆く日々。

毎日毎日、ごめんなさいと誰かに謝りながら数か月を過ごしていました。

直接的な被害は無かったこの高知に生きるものとして、無常なこの世をこれからどうやって進んで行けばいいのだろう。

私が夫とともに農業を生業としようと思うきっかけにもなった、6年前のあの日。

もしもの事があれば畑を解放しようね。

うちの野菜や果物を全部食べてもらおうね。

子どもを連れてうちに避難してもらおうね。

いつも心の奥に忘れずにしまってある想いです。

二本の足でしっかりと大地に立ち、空を仰ぎ、今日も明日も明後日も変わらず作物を作り続け、大切な家族とともに生きていきます。

 

 


先日、異業種交流セミナーというものに初めて参加してきました。というのもその日のお題が「高知の魅力・食をアジアへ!」。香港・シンガポール、そしてベトナムへ高知の魅力をアピールしインバウンドにもつなげよう、という内容。

わー香港だ、と、たまたまネットで見つけて参加したのですがこれがすごかった!!

講師として来てくださった4名は世界をまたにかけるビジネス&経済のプロ、参加者は高知の錚々たるメンバー。私ごときがこんなところに紛れ込んで良いの!?と動揺しながらも具体的で非常に為になる、さらには夢のある講義を拝聴しました。

高知が大好き。高知をもっと良くしたい。全国に、世界に発信したいと真剣に考える皆さんが集まった、エネルギッシュな一日でした。貴重な出会いに感謝と御礼申し上げます。

 


いやいや、タイトルほど重い話ではなく。

森田家では、文旦を剝くのは原則夫の仕事です。

以前に書いた通り私は文旦が大・大・大好物なので、キズのあるB品をせっせせっせと食べておりますが、夫が毎日夕飯の後2個剝いてくれます。去年まではきちんと文旦カゴに入れて種まで取ってくれていましたが、今年からは写真のように種つきの文旦に!

やっと、このひたすら剝かされる不条理さに気づいたようです(´艸`*)♫

そして私は密かにこの皮無し種付き文旦を「自己責任文旦」と呼んでいます。

 


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