森田農園ブログ

高知大学の1回生、しおりちゃんとなつみちゃんです(写真公開許可はいただいています)。

ひょんなことから地域協働学部の女の子の知り合いができ、そのお友達の2人です。

しっかりした考えを持ちきちんと将来を考えている、素直で可愛い2人です。

私がここ1年ずっと温めてきたことを少しづつ形にしたいと思い、6月始めのこの日、じゃがいも掘りのアルバイトに来てもらいました。

 

私が温めてきたこと。それは、大学生の奨学金問題です。

様々な要因から奨学金を借り入れ大学に入学したものの、学業とアルバイトの両立に苦労し、また卒業後の返済に不安を感じる大学生がたくさんいるという事実。実際高知大学では約半数の学生が奨学金を利用しており、また年間約30人が経済的理由で休学を余儀なくされているそうです。(高知新聞より抜粋)

注:この2人がそうというわけではありません

奨学金の制度の抜本的な改革はもちろんですが、まさに今なにか出来る事はないかと考えていました。

農家は作物によって繁忙期が違いますが、全国的に人手不足。学業に支障をきたさないように、農家と学生のマッチングができないものか。

アルバイトやパートは一般的にシフトがあり、雇用主が曜日や時間を指定して働いてもらうもの。そうではなく、授業の隙間や空いた時間を活用して短時間のアルバイトが出来る、学生主体の働き方ができれば良いな、と思っています。

「今日午前中授業ないんだけど、なにか仕事ある?」

「よし、じゃあこれやってくれる?」

高知大学は森田農園のあるいの町のすぐお隣、高知市朝倉。これって可能じゃないの?と。

とはいえ、農業は決して綺麗な仕事ではありません。

楽しい!と思ってもらえたらしめしめ。

将来はこの仕事につこう!と思ってくれたらとても嬉しい。

たとえ、辛い苦しいもういやだ!と思ったとしても、将来スーパーで売っている野菜を見て、私達農家を思い出してくれればそれもまた良しかな、と。

単なる農業体験ではなく、労働にはきちんと対価を。

そうすることで今度は責任感や、若さならではのアイデアもたくさん出てくるのではないかな、と思います。

保険や作業工程の見直し、仕事内容の選別など色々と課題も多いですが、ひとつずつ・・・この日を境に、少しづつ準備も計画も進行中です。

共感、また協力していただける方がいらっしゃったらぜひご連絡下さいませ!!

 


少し前の話になりますが、5月の終わり。

大阪で行列のできるかき氷屋さん、がるる氷(高知でもオープンしています!)のオーナー、河村さんからメールがありました。

「大阪から醸せ師さんと郷土料理研究家さんがどこか農家を見たいらしいから紹介するわ。絶対ためになるから!」

もちろん視察は大歓迎!むしろ私たちのこだわりを見ていただきたいです、嬉しいです、とお返事しました。

ただ、どちらも超一般人の私には耳馴染みのない職業の方。そもそも「醸せ師」はなんとお読みするのか・・・?

その言葉のイメージから、なんとなく羽織袴に伊藤博文のようなお髭のおじさまが来られるのかな、と勝手に想像していました。

ところが!待ち合わせに来られたのは見目麗しい可愛い(失礼!)女性お二人・・・( *´艸`)♫

かもせし、とお読みするそうです。柿本恭子さん。フードアナリストの大澤雅子さん。

どちらも食のプロフェッショナルです。

このころはまだベビーだったとうもろこし畑、小さな実が付き始めた文旦のあるみかん山、芽が出るか出ないかの生姜畑をご案内し、貴重なお話をしていただきました。

お二人の知識の素晴らしさはもちろんですが、農家の理想と現実の葛藤に対する深い理解と的確なアドバイス、作物への愛情。そして何よりアイデアマンで気さくな人柄に、私も夫も思いっきりファンになってしまいました。

私たちのような地方の小さな農家に足しげく通い、きちんと「人」「土」「作物」を見る。日本中どこでも見に行く。そしてその農家の想いをしっかりと外に伝えてくれる。

こんな方たちがいるんだね、嬉しいね、ありがたいね。

しばらくは夫婦でこの話題でもちきりでした。

この後夜のお食事会もありましたが、そこでの話はちょっと内緒(笑)

ヤスコさん、マサコさん。楽しい楽しい一日を、ありがとうございました!

 

 

 


なかなかの年季ものです。

昔、森田農園では梨も作っていて、その受粉のための花粉を採る機械です。

今はもっぱら文旦に受粉させる小夏の花で使用します。

脱穀機、で良いのでしょうか?

一応電動で、がんがらがんがらと回っている中に花を入れ、花びらや細かいゴミ、小さな虫(!)を吹き飛ばし、下の箱におしべが残ります。それを3種類のふるいにかけ、最後に残ったものを開葯機に入れて乾燥させると花粉だけが取れる・・・らしいです(笑)

家族の誰も正式名称を知らず、知り合いの農家ではそのまんま「がんがら」と呼んでるそうな。実は私も今年初めて見たこの機械。

機械も、まげわっぱの3段セットのざるも、そして義父の手も。

長年正直にまじめに働いた、どれも素敵で立派な「道具」に見えました。かっこいいです。

 

 


とりあえず年齢は隠してみました(笑)

3月に行われた高知県男女共同参画セミナーで講師としてお話をさせていただいた際、お知り合いになった日本農業新聞の石川さんにお声がけいただき、今日の紙面となりました。

森田農園のHPをご覧になると、結構いろんなことをやっているなあ、と思われるかもしれません。

 

森田農園は地方の小さな小さな農家です。

常勤のパートさんもアルバイトさんもおらず、農地も決して広くはありません。

その農地も10か所ほどに分かれており、山であったり変形地であったり、です。

大きい機械は入らない畑です。細くて狭い山道をことことと登っていく畑です。

でも。

この日本は、そんな農家がほとんどです。

そんな農家が、日本の食卓を支えています。

就農して4年目、どんどん農業が好きになっていく自分が今ここに、います。

たまたまのご縁が重なってここ数年色んな活動をさせていただきました。このご縁を大切にして、典型的な日本の農家の嫁、これからも頑張りたいと思います!

 


竹、でもない。竹の子、でもない。

さしづめ、「竹の青年」といったところか。

みかん山に続く山道沿いの畑に、3メートル近い「彼」が育っていました。

この状態を見たのは初めてかも!こんなに大きくなってもまだ皮は剥がれてないんですね・・・。

よく見ると狙いすましたかのように電柵の中に入り込んでいます。そして1本だけでなく3本も。この畑は森田農園の畑ではないですが、さあ植え付けを始めよう、となった時には大仕事になるんだろうなあ。

ふと、「耕作放棄地」という言葉を思い出しました。

もちろん、こちらの畑はきちんと作っている方がいらっしゃいますが、中山間地域での農家さんの中には高齢になり力仕事が辛くなり、やがて手が回らなくなって・・・不本意ながら離農してしまう方も多いのでしょう。つい数年前に農業に携わることになった私ですが、やはり寂しさを感じます。

 


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