「農」のある暮らし

「醸せ師」さんと「郷土料理研究家」さん

少し前の話になりますが、5月の終わり。

大阪で行列のできるかき氷屋さん、がるる氷(高知でもオープンしています!)のオーナー、河村さんからメールがありました。

「大阪から醸せ師さんと郷土料理研究家さんがどこか農家を見たいらしいから紹介するわ。絶対ためになるから!」

もちろん視察は大歓迎!むしろ私たちのこだわりを見ていただきたいです、嬉しいです、とお返事しました。

ただ、どちらも超一般人の私には耳馴染みのない職業の方。そもそも「醸せ師」はなんとお読みするのか・・・?

その言葉のイメージから、なんとなく羽織袴に伊藤博文のようなお髭のおじさまが来られるのかな、と勝手に想像していました。

ところが!待ち合わせに来られたのは見目麗しい可愛い(失礼!)女性お二人・・・( *´艸`)♫

かもせし、とお読みするそうです。柿本恭子さん。フードアナリストの大澤雅子さん。

どちらも食のプロフェッショナルです。

このころはまだベビーだったとうもろこし畑、小さな実が付き始めた文旦のあるみかん山、芽が出るか出ないかの生姜畑をご案内し、貴重なお話をしていただきました。

お二人の知識の素晴らしさはもちろんですが、農家の理想と現実の葛藤に対する深い理解と的確なアドバイス、作物への愛情。そして何よりアイデアマンで気さくな人柄に、私も夫も思いっきりファンになってしまいました。

私たちのような地方の小さな農家に足しげく通い、きちんと「人」「土」「作物」を見る。日本中どこでも見に行く。そしてその農家の想いをしっかりと外に伝えてくれる。

こんな方たちがいるんだね、嬉しいね、ありがたいね。

しばらくは夫婦でこの話題でもちきりでした。

この後夜のお食事会もありましたが、そこでの話はちょっと内緒(笑)

ヤスコさん、マサコさん。楽しい楽しい一日を、ありがとうございました!