日々の暮らし

にんじんばたけのパピプペポ

野菜の芽の中で何が一番好きかと聞かれたら、断トツ1位はにんじんです。

ほぼ同時期に種を蒔く大根とは違い、芽がでてくるのがとてものんびり。少し出てきた?と思ったそれは、まるで煙か綿帽子のようにふわふわで、毎年の事ながら大丈夫!?と心配になってしまうほど。周りの雑草を抜く時も間違って抜いてしまいそうでとても気を遣います。

それでも大きくなれば収穫時期は長く、長期保存もきく。料理の際の使い勝手も良く色もきれい、栄養もばっちり!1年中なくてはならない野菜の1つ。

願わくば子どもたちにはにんじんのように、ゆっくり、しっかり、唯一無二に育ってほしいなあと思いつつ、日々の暮らしの中では早く早く!育て育て!と急かしてしまいます。いけませんねえ・・・

 

大好きなかこさとしさんの絵本、「にんじんばたけのパピプペポ」。

いたずらだった子豚のきょうだいが栄養たっぷりのにんじんを食べるととても『おりこうに』なって、優しく働き者になるお話。私が子どもの頃にはすでにあった絵本で、子どもたちも大好きでした。森田農園ではそれほどたくさんは栽培していませんが、美味しいにんじんをたくさん食べて、どの子も『おりこう』になってもらいたいものです(笑)